「って、言うと思った?」

「「え?」」


だから……の次になにを言おうとしたのかはわからないけれど、彼女達の声を遮り、ニヤリと笑う。


2人は同時に声を発し私を見て目をパチパチさせている。


「許さないよ。相葉さんの悪口言ったら」


そして、私は鋭い視線を彼女達に向けた


「だから言ってんじゃん…早瀬さんの悪口言ってたって。」

前の私だったらすぐにこの子達の言葉を信じてしまっただろう。

だけど……


相葉さんは私の悪口なんて言わないって信じてるよ。

だって悪口なんて言う子じゃないから


私は……


自分で見たものだけを真実と決めたい