『あたし、相葉梨花!』


可愛らしい笑顔で自己紹介してくれた……


『やったよー!早瀬さん!』

体育祭の時、泣きながら抱き合った……


相葉さん……
相葉さんは……


「っ……いい子だよ……」


今までのことを思い出して……静かに涙を流した……。


「だったら……向き合え。」


ぎゅう……


再び辻くんの匂いに包まれる……。


「う、ん……」

「頑張れ。絶対早瀬の気持ち伝わるよ」


ありがとう、辻くん……
私ちゃんと話すね。

相葉さんに……。