「あたし……ずっと春人が好きだったのに!あたしの春人取らないでよ!」


「相葉さん……」

気づかなかった……
相葉さんが辻くんに恋してたなんて。


「あんたなんて……いなければよかったのに。」


捨てセリフのように吐くと相葉さんは私から背を向けて教室を後にした


『あんたなんていなければよかったのに』


ずっと……
そんな風に思ってたの?


相葉さん……


「ふぅぇっ……」


私はその場に蹲り、泣き崩れた。


なくしちゃった……
やっとできたすごく信頼できる友達。


もう……私、笑えない。
きっともう私は笑えない。