別に嫌われたっていい。

それでみんなが幸せになれるのなら...。
とある病院にて...

~分娩室~

「ほんぎゃー、ほんぎゃー、うぅっんぎゃー!!」

「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。」

助産師は産まれたばかりの赤子をその母親に渡した。

母「あぁ、この娘が私の娘...。可愛い、かわいい私の天使ちゃん。生まれてきてくれてありがとう(クス)」

バタバタ、ガンっ!ガラガラッ、バァンッ!

扉を見ると父親らしき男が母親に近寄った。

男「穂波っ!生まれたかっ?!」

母「あら、大和さんったら落ち着きが無いわね(クスッ)ほら、見てください。この娘が私たちの娘ですよ。」

母親は赤子を父親に渡した。

父「おわっ!この娘が...。かわいいなぁ...。天使みたいだ。もう連れて帰りたい。」

父親はそう言って顔を緩ませた。

母「大和さん顔が気持ち悪いわ(ザックリ)「うぐっ」それにまだ連れて帰れないに決まってるでしょ?「そ、それは...。」(クスッ)ほら、大和さんは早く家に帰ってあの子たちに教えてあげて。妹が生まれたわよってね。」

そう言うと母親は赤子を父親から受け取った。

父「そうだな...。早く教えてあげなきゃだな。あの子たちが1番心配してたからなぁ。じゃあ明日はあの子たちとくるよ。」

母「えぇ、元気なあの子たちを早く見たいわ(クスッ)あっ!大和さん、待って!!」

父「ん?どうかしたか?」

母「この子の名前どうしましょうか…?」

父「そうだなぁ...。こはる...、小春!これにしよう!」

母「いい名前を貰えて良かったわね。小春ちゃん(クスッ)」


それから数年後

~ひまわり幼稚園~

【グラウンド】

グラウンドの隅で小さな男の子が二つほど年上の男の子達にいじめられていた。

「うわぁあああん!やめてよぉー!いたいよぉー。ぼくなんにもしてないじゃんかぁー。うえーん。」

「うるさい!おまえがこはるの弟だからいけないんだよ!このやろうだまっとけ!」

「「「そうだ、そうだぁー!」」」

「ふえぇーん!だれかたちけてよぉー。」

小春side

ん?グラウンドが騒がしいなぁ...。っ!
海人?!なんであんな所に...?ってあいつらまた私の弟をいじめやがってー!

バタバタ、ききーっ!「とうっ!」げしっ!

「ぎゃあ!いってぇなぁー!おまっ((ひっ!こはるがきたぞぉー!に、にげろぉー!」

小春「こぉらあぁー!このばかだんちどもー!わたちのおとうとをいじめんじゃなーぁい!
いじめるってんならわたちがあいてだ!」

私は弟の前に立ちそう宣言した。

弟「うぅっ...。ぐすっ。...?おねぇちゃん...?」

小春「あ、かいとだいじょうぶ?けがはない?ちょっとまっててね?おねぇちゃんがあいつらやっつけてくるからね?」

海人「ふええーん!こわがったよぉー!おねえぢゃーん!」

ぎゅううううううう!うぐっ。う、動けない。

小春「か、かいと?はなしてくれなきゃおねえちゃんがあいつらやりかえせないよぉ!うぐぐっ!」

離れないょぉぉぉ...。

海人「うえええぇん!ごわかがったよー。ふええーん!おねえぢゃーん!」

ぎゅうううううう。あ、さらにきつくなった。

どうしよぉー。あ、どうも!ご紹介が遅れましたね。私は結月 小春です!今年で5歳?です!
ちなみに今、私に抱きついているのが私の二つ下の弟、三男こと結月 海人だよ!ん?どうして私がこんなに大人びれてるって?そ、れ、は、ですねぇ...。とa((

ドタドタドタっ!どんっ!「いったぁー!」

誰だよ!もぉー!ってげぇ...。

「海人っ!大丈夫か?!怪我はないか?誰かこんなことしたんだ?お兄ちゃんがやり返してやる(ニッコリ)」

「海人!無事か?どうしてこんなことになったんだ?痛いところは無いよな?」

海人「お、おにいぢゃーん!ふええーんごわか
がったよー。うわぁあああん!」

そう、主にこいつらのせいだ!どうせなので紹介していきますね。

一番最初に喋ってたのは長男こと結月 翔小学2年生だ。しっかり者のお兄さん(?)とりあえずムカつく。うざい。消えろ←
とまぁ、こんな感じ(雑)。

2番目に喋ってたのは次男こと結月 奏汰小学1年生。ガキ大将って所かな?まぁ、とりあえずいちいちうるさい。お前はお母さんか!と思う。以上(雑)

最後に喋ってたのはさっきも紹介したけど三男こと結月 海人3歳だよ!海人は泣き虫でかわゆい!とりあえず癒し...。

皆さんお気づきでしょうが私たちは兄妹です。
私は長女で3人目にうまれてきたんだぁ!

とまぁ、こんな感じで自己紹介したけど私が大人びれてる原因は...