〜 栄斗 SIDE 〜
今葵が学園長に質問している。最初の質問の答えは、たぶん、いや、きっとここにいる全員が初めて知った内容だったはずだ。他の生徒の前で言っていたことと違いすぎる。
え、となんだっけ。確か……。
『お兄ちゃん、テストとかでもらう寮ごとのポイントって何?』
『ああ、それはな、建前でみんなにはえーと、、、あ、そうだ。その方がみんなのやる気もモチベーションが上がるから……だっけ?ポイント集めると、いいものがもらえるぞー!』
『建前……?って事は、本当の理由は?』
『さすが葵!よく気づいたな!ポイントとか楽しそうじゃん?その度に必死になるみんなの顔がおかしいんだよね。』
『『…腹黒………』』
『ん?なんか言ったか?』
『『いや………』』
本当に聞こえてないのかな、隼人さん。俺らはちゃんと聞こえたんだけど。でももし聞こえてたらやばいよな。葵は怒られないとしても、勇斗さんはまずいだろ。
「で、栄斗……栄斗?」
はっと顔を上げる。すると葵が心配そうな顔をしてこっちを見ていた。
「な、なんでもねぇよ。なんかあったのか?」
「あ、うん。お兄ちゃんと勇にぃが……」
そう言われて2人の方をみると珍しく……あ、いや、えっと、し、真剣な顔をしていた。
「なんですか?」
「「ちょっと来い」」
「…はい」
〜 栄斗 SIDE 終わり 〜



