「え?そうなの!?」
「「「うん」」」
「ごごご、ごめん!よく私の怒ったところみると固まっちゃう人がいるんだけど……やっぱり怖いのかなあ……」
そう言って私がしゅんとしていると、3人がワタワタしているのが見えた。
「いや、普段怒らなそうだし、普段もっとおっとりしてるから...」
「そのギャップっていうのか?」
「へ、へえ?」
私たちがそう会話しているのを聞いていた勇にぃとお兄ちゃんが口を挟んできた。
「で、でもな、葵はほとんど怒ることないからな。」
「まあ、怒るとすごく怖いけどな。よっぽどバカなことして怒らせない限り大丈夫だ。……ああ、毎日勇斗と同じことをすれば、毎日怒られることになるかもな。」
お兄ちゃんがそう言ってアハっと笑うと、そこにいた人たち全員の間に沈黙が降りた。
「……お兄ちゃん。なにその笑い方。」
「いや、最近なんかテンション高いんだよ、マジで。あ、葵が帰ってきてからか……って、隼人!なんだよ俺とおんなじことすると、って!」
「「そのまんま だな/でしょ。」」
私とお兄ちゃんがそう言うと、栄斗達がプッと吹き出した。
「どうしたの?」
何か面白かっただろうか?
「なんか理事長と先生って印象が少し変わりました。」
「印象が変わった?……………?え、いつもこんな感じだよ?」
私がそう言うと、栄斗は1人でゲラゲラ笑って、玲央と拓人は目を点にしてお兄ちゃんと勇にぃを見ている。
「ゴホン、あー、葵。あまりそういうことを言うな。いいか?いつもの"お兄ちゃん"っていう立場と、"先生"っていう立場は違うんだ。隼人は理事長だからいいかもだけど……俺は担任として生徒の前に立つから「いや」」
突然話し出した勇にぃをお兄ちゃんが遮った。
「先生はまだいい。でもな、俺だと困るんだよ。場合によっちゃ学校の何たらかんたらでウンヌンカンヌン言われて………」
うわ、、、苦労してるんだな、お兄ちゃん…
「う、うん、わかった、ごめんね、勇にぃ、お兄ちゃん。あんまり言わないようにする。」
「ああ、そうしてくれると助かる。」
立ち直り早っ!?
「……葵。そろそろ話を戻そう。葵が聞きたい質問ってなんだ?」
「あっそうだ!あのね、栄斗たちにも聞いたんだけど、学園長であるお兄ちゃんに聞いたほうがいいって言ったから。あのね……?」



