ドキドキ・パニック!男子校で危機一髪!



「葵、よくわかったな?」


「わかるに決まってるじゃん。何回こんなことなったか…向こうでも………」
「え?向こう?もももももっもしかして、あいつも向こうで………?」
「うん……。って、勇にぃなんでそんなに青い顔してるの?」
私がそう問いかけると、勇にぃは急に訳のわからないことを叫び始めた。
「あああああああ、あいつと俺が同じことを!?いや、隼人も……いやでも2人はkyo€$\<\]*$\$!]!?」
途中からもはや日本語の跡形も見られない。
でも、あいつって……なんでまだ名前で呼ばないんだろう……あっちも認めてもらいと思うけど…。いや、今はそれより!
「お兄ちゃん!勇にぃ!なんで私たちの部屋の外にいたの!?あれほどやめてって言ったのに……」

はあ。私がため息をつくと、勇にぃが慌て始めた。
「ああああ葵!?そんなに嫌だったか!?」
「ごめん………お願い………静かにして………耳…痛いから……」
私がそう言って耳をふさぐと勇にぃがピタリと喋るのをやめた。これでやっと静かに話せる。
「で、お兄ちゃん?どういうこと?説明してほしいな?」
私がそういうとお兄ちゃんが観念したように話し始めた。
「本当は学園長室から電話をするつもりだったんだけどね?」
そこから話を聞いていくと、私の顔を見たそこにいる全員……お兄ちゃんを除いて……真っ青になった。

話を聞けば外から凄まじい音が聞こえるから、行ってみたら勇にぃが鬼の形相をして何処かへ向かっていたらしい。それを呼び止めて話を聞いてみたら、私たちにその後のことを聞きにいくというので、今電話すると言ったら、直接聞いたほうがいいというのでこっちに向かっていたら私が電話からかかってきた。拓人が今いると分かって乗り込もうとした勇にぃに電話を渡したら、すごい勢いで怒鳴り始めたらしい。

「ああああ葵、そそそそんな怖い顔をするな!後ろからはんにゃがこっちを覗いてるぞ!?」
「へえ?そうさせたのは誰だろうね?ねえ〜、お兄ちゃん?」
「さあ〜、誰だろうねえ?」
2人でそう言って勇にぃを見ると顔がさらに青くなっていた。
「はあ。このままじゃ話が聞けないね……ねえ、勇にぃ。もう怒ってないから、今度からはこんなことしないでね?そうしないと勇にぃが嫌いな『あいつ』と一緒になっちゃうよ?」
「え、それは嫌だな。分かった。もうやめるよ。まあ、とにかく……話を聞かせてもらおう。」
「葵。報告の方はいいとして……質問もあるんだろう?」
「あ、そうそう。あのね、さっき聞いたこと………ねえ、栄斗達いつまで固まってるの?」
私がそういうと、勇にぃとお兄ちゃんが顔を見合わせて苦笑している。
「多分栄斗は久しぶりに。」
「あいつらは初めて」
「「葵の怒ったところみたから怖かったんだろ?」」