ピピピッ ピピピッ ピピピッ ピピピッ ピピピピピッ ピピピピ
バチッ

「んん゛ふわぁ〜 よく寝たぁ」
朝5:30。私は起きてからランニングの服に着替えてから朝食を作り始めた。
「ん、スープの味はこれでいいね。」
ガチャ
「あ、玲央、おはよう。」
そう言って私がニコッと微笑むと、玲央はその場でカッチーンと固まってしまった。
「玲央?レオッ!」
「あ、ああ、ごめん。ちょっと一瞬幻覚が見えた。」
「大丈夫?」
幻覚を見るだなんて、玲央大丈夫かな。これから運動するつもりでいるんだけど、具合とか悪いんだったらやめといたほうがいいかな。うーん。
「……い、…お…、おい、 葵っ!」
「にゃぁあ゛!?」
「お前は猫か。」
ね、猫って………
「急におっきい声出すなよ!」
「急じゃねえよ。何回呼んだと思ったんだ。」
「………ごめんなさい。」

コンコン

? 栄斗かな。
ガチャ
「葵、おはよ。」
「おはようございます、葵。」
「栄斗、拓斗、おはよう!」
すごい、二人とも時間ぴったり!あれ?玲央部屋の隅っこでいじけてる。
「玲央?」
「なんで俺には挨拶なしかな?」
へ?
「「ぷっくく……くくく………」」
「お゛い」
ひゃああ!?何何!なんか怖い!
「みっみんな!席ついて!朝ごはんもうできてるから!」
私がそう言うと、みんな席に着いた。