「葵は学園長のおと「「わあああぁぁああぁああ!!!」」
「拓斗、お前学園長に殺されるぞ。」
「あ、忘れてました。」
そんな私たちのやりとりに玲央は首を傾げている。
「なんのことだ?まあいい。なんで葵はこの学校入れたんだ?ここ高校からとかめっちゃ難しいんだぞ?」
「へ?」
「テスト、難しかったか?」
テスト?あれ、そう言えば………受けて、ないかも?勝手にお兄ちゃんには入れって言われたし!

「俺、テスト受けてない。アメリカから帰ってきたすぐにきたし。」
「「はあ?」」
二人の声が見事に揃ってる。
すごおい!あ、でもやっぱり栄斗は驚いてないなあ。
変なところで感心する私。(笑笑)
「やっぱり学園長の権りょ (バキッ)」
「ヒィ!何してんの、栄斗!?」
な、なんで栄斗が拓斗を殴ってるの?
「お前、学園長がそんなことする人じゃないってわかってるだろ?だいたい、葵はすでにアメリカのジェ「栄斗!それ言っちゃダメだって!」
「「ジェ?」」
「なんでもないっ」
なんでかわからないけど、お兄ちゃんに口止めされてるんだった。なんで言っちゃダメなんだろ?
「なんで言っちゃダメなんだよ。」
「さあ?テストが楽しみだから〜、とか言ってたゾ?」
「ふーん、そっか。まぁいいや。おい、拓斗、部屋戻るぞ。葵、明日の朝7時に迎えに来るから。おやすみ。」
やった!明日迎えに来てくれるんだ!あ、朝ごはん一緒に食べるんじゃん!
「栄斗、明日6:15頃に来て。朝ごはん楽しみにしてて!おやすみ!」
「ああ、そうだったな。ありがとな。」
栄斗がそう言った後、栄斗と拓斗は部屋に戻って行った。