「え、葵。お前自分で弁当作んの？」
「ああ、うん。玲央達は違うの…か？」
前の学校でも自分で作ってたし。
「ああ、俺らはいつも購買で買ってるし。」
「ふ〜ん。」
あっ、そうだ！
「俺三人の分も作ろうか？」
「「「え………？」」」
「作る量増やすだけだし、簡単だろ。」
多分大丈夫だよね？
「いい、のか？」
「うん。あ、どうせなら、朝ごはんも作るよ。この寮って夜ご飯しかないらしいし。」
変わってるよね………
全部作ってくれればいいのに。
でも、人数多いと大変なのかな？朝ごはん食べない人とかいるかもしれないし。
………私には理解できないんだけどね。
「「「じゃあ、よろしく！(な)(お願いします)」」」
よし！頑張ろう！
えーと、朝ごはんはトーストでいいよね。食パンに、卵、ベーコン。あと、スープも作ろうかな？あとは、牛乳、コーヒー、砂糖……お弁当は何にしようかな。
……よしっレジに行こう♪
「………おい、葵。大事なもん忘れているぞ！」
「へ？………あっ、大変！モカとチョコの食べ物！ちょっと取ってく「お前バカか？」」
「…は？」
バカってひどくない？バカって！……確かにそうだけど。
「お前、豆乳飲みたかったんじゃねぇの？」
トウニュウ
とうにゅう
豆乳………
豆乳！？
あっ………
