花の命 〜コスモスが咲く頃〜



聖花が謝っているとひそひそと後ろの方から声がした。


「そんなに言う必要ないじゃん!!!
だいたい沙紀(さき)は布の買出しに行っただけでまだ縫ったことないじゃん!!
1回縫ってからいいなよ。
あと聖花ちゃんだって頑張ってやってるのにさ、そんな風に言わなくて良くない?」



は??



「り、凛子ちゃんなんもいいよ!
私が不器用なだけだから!」


なにお互い庇ってんの。


馬鹿みたい。


てか、凛子に言ってないし。
朝霧さんに言ってんだけど。



「なに、それ〜?
だって頑張ってこんな下手くそなんでしょ?どうしよもなくな〜い?
言われて当然じゃん〜!!
ねぇー、陽空〜?」



「別に俺には関係ないし。」



陽空はそのまま教室を出ていった。