花の命 〜コスモスが咲く頃〜

聖花の両親が亡くなった。

すぐにわかった。


朝霧家は会社をいくつか持っていて雄大な土地がある。

それを聖花がすべておさめることになる。


7歳の聖花には荷が多すぎだ。


「聖花!!!」

陽空の声が聖花の耳に届く。


こっちを振り向いた聖花はとても綺麗だった。


そんな場合じゃない。

わかってる。


けど、雨に濡れて着物姿の聖花は今までみた中で1番綺麗だった。