「それで、大学を受けるとき、どの科目を取ろうか迷ったの。 そしたら、知り合いの大学教授が、私の国語のテストを見て、 「文系の科目をとって、小説家になりなさい」 って言ってくれたの。」 ママは続ける。 「知り合いが大学教授なんですか!?」 紗和ちゃんのお姉さんが言った。 「ええ。 私の兄の友人がね。 私は兄と10歳離れてて」 ママは言った。