Still The One ~今でも大切な人~

「どうした?」

「あのっ…あのね…」

ダメだ…声が震えて
上手く言葉に出来ない。

「ゆっくりで良いから…。」

優しく先生の腕に包まれる。
先生の匂い… 落ち着くなぁ…

「私…赤ちゃんが出来たかも…しれない…」

私は、先生に抱きついたまま言った。
本当は目をちゃんと合わせて言いたかったけど、どうしても目を合わせれなかった。

「え…!?」

当然だけど驚く先生。

「…しいっ」

「嬉しいよ真彩っ…!」

うれ…しい?

「怒らないの…?」

「怒らないよ…。怒るなら自分自身にだよ。まだ高校生なのに妊娠させちゃって…いっぱい悩ませて…。でも、出来たからには生んでほしい。俺の子供だから。」