Still The One ~今でも大切な人~

── 次の日。

「やば…。緊張して来た…」

恭弥が緊張してちゃ私どうなんの…
緊張して少し早歩きになる恭弥の後ろを
私は、追いかけた。
そして、1つの部屋の前で立ち止まった。
ここに…2人がいるのかな…?

「失礼します。恭弥です。」

「あら。久しぶりね恭弥。」

お義母さんかな…?
美人だなぁ…モデルさんみたい…

「今日は、お話があって来ました。まずこの隣にいる真彩と結婚をしました。そして、つい先日、娘も生まれました。勝手な事をして申し訳ないです。」

実の親に敬語なんだ…
住む世界が違うなぁ…

「急に連絡を寄越すなんておかしいと思ってたんだ。結婚はまだ良いが子供なんて…」

黙っていたお義父さんが
呆れた様子でそう言った。

「一言でも言えばいいだろう…。」

「え?」

「これからはたまにでも孫の顔を見せに来るんだぞ。それで名前は何て言うんだ?」

私に向かって話し掛けてくるお義父さん。
何か思ってた感じと違う…?

「あ、海月ですっ。」