Still The One ~今でも大切な人~

「いったい…!ん゛っ」

やっとの思いで分娩台に上がる。
もう生まれるんだ…
私達の赤ちゃんがっ…
そう思うと力が入って、一気にお腹に力を入れる。
その瞬間、一体何が起こったか分からなくなった。

「おめでとうございます!元気な女の子ですよー!」

女の子…女の子だっ…
生まれたんだ私と先生の赤ちゃんっ…

「真彩っ…お疲れ様っ」

もう、2人とも涙で顔はぐちゃぐちゃ
いきなりの陣痛で制服のまま病院に行って長い陣痛だったけど、今振り返ったら
あっという間の出来事だった…
私の胸の上に乗せられた赤ちゃんは元気で大きな鳴き声をあげていた。
処理をされた後、病室に案内された。

「興奮して寝れないと思いますが、充分休みを取ってくださいね。明日からは赤ちゃんに面会出来ますので!」

確かに興奮していたけど
疲れ果てて私は、すぐに眠ってしまった。
きちんと私達の赤ちゃんが生まれた日を大切にしたかったけどしょうがないよね…