Still The One ~今でも大切な人~

─── 翌朝

いつもの様に俺が先に起きた。
横でまだ寝てる真彩のおでこに手を当てる。

「良かった…下がってる」

熱はもうすっかり下がっていた。
ごめんな真彩…
真彩が目を覚ました時はちゃんと
謝るからな…?

「よし。朝食作ろうかな。」

あ。昨日真彩が作ってくれてたやつ…
ゴミ箱に捨ててある…
ショックだったろうな…
何で食べなかったんだろう俺は…

「今日は学生生活、最後の朝食だからいつもとは違うちょっとリッチなの作ろうかな」

卒業祝いもしたいしな。
卒業式が終わって帰ってきたら
俺は、買い物行こ。

「よし。これでOKだな…」

朝食を作り終わり、真彩を起こしに行こうと思って寝室の方を向いたら

「うおっ…!」

「ふふ…///// おはよう先生」

ドアに隠れて、こっちを覗く真彩が居た。
ずっと俺見てたのか?怖いな(笑)

「真彩…? おいで…?」

俺は手を広げる。
そして、真彩が腕の中に飛び込んでくると
優しく抱きしめて俺のヤキモチで
酷い事を言ってしまった事を謝った。

「俺、ヤキモチばっか妬いて…。」

「嬉しいよ…?」

「そのせいで真彩を傷つけるのは嫌なんだよ…。」

もう傷つけない。ってここで誓いたいけど
多分それは守れない。
きっと、また真彩を傷つけてしまう事がこの先あると思うから。