Still The One ~今でも大切な人~

「おーい。片桐。ニヤニヤしてんな。」

「えっ…あっはい。」

やばい。むっちゃ恥ずかしいんですけど…
顔がどんどん暑くなってくのが分かる。

「ごめんなさい…」

ちゃんと話聞かなきゃ…
何やってんだろ私…。

「いや、…そこまで落ち込むなって…」

皆の顔が見れなくて、俯く私。

「…真彩?こっちおいで」

私の手を引いて、教室を出る先生。
え、何してるの?
授業中だよ?クラスの皆も騒いでるじゃん。

「ごめん。恥ずかしい思いしたな…」

そう言って優しく抱きしめてくる先生。
何で先生が謝るんだろ…
私が授業を聞いてなかったことが悪いのに…

「ごめんなさっ…話聞いてなくてっ」