Still The One ~今でも大切な人~

「真彩ー?遅刻するぞ?」

やばっ、忘れてた…
今日学校だった…
やばいやばい。
もう、卒業式も迫って来て3年生の
練習も始まっている。
急いで支度をして先生の車に乗り込む。
学校までの道のりは私と先生の2人の時間。
私は、この3年間の学校生活をふいに
振り返っていた。
思い返せば、ほんとに色んな事があったな…
あの時、遅刻してなかったら今頃
先生との関係は無いかもしれないし、赤ちゃんだってお腹に居ないかもしれない。
そう考えると、私と先生が出会えたのは奇跡だね。

「ほら、着いたぞ?」

「あ、はーい」

「じゃあ、またな」

いつもの様に分かれて
いつもの様に私は教室に入る。

「おはよー!真彩!」

いつもの様に挨拶してくれる友達。
当たり前な生活。
これが幸せ。