Still The One ~今でも大切な人~

「生んでからの、お楽しみー!」

「楽しみに待っとくよ」

可愛いなぁ…/////
溺愛すぎて将来子供にバカにされそう…

「次はどこいく?」

「んー…先生の好きな所で良いよ?」

俺は別に行きたい所とかは
特に無いんだけどな…。
ファッションにもこだわりがある
訳でも無いし…。

「俺は良いよ。真彩の好きな所で」

「ほんとに?」

「うん。」

真彩の気分転換にと思って
連れてきたんだから、真彩を優先で考えたいしな。

「いっ…」

「えっ…!? なに !? どうした…!?」

人通りが少ない所へやって来て
少し歩いていると、真彩が急に
しゃがみ込んだ。

「何か…お腹痛い…」

「は !?」

え、なに生まれるのか…!?
ここ東京だぞ !?

「え、え !? 俺、どうすればっ…」

「多分大丈夫。前駆陣痛だから…いててっ」

ぜんくじんつう…?
それは、なんだ…
やばい。もっと調べとけば良かった…

「あのー…ぜんくじんつう…とは?」

「偽陣痛っ…!いたっ…」

ああっ…!
何かサイトに書いてあったっ…ような…?
予定日に近づけば、それが
本陣痛に繋がるらしい。
でも、予定日はまだまだ、先だから
本陣痛には…繋がらないよな?
でも、何起こるかわかんないし…

「よし、ちょっと落ち着いたらタクシー乗ろう?」


「どこ行くの…?いっ…」

「内緒。とりあえずここ座ろう。」

俺は、真彩を座らせた。
陣痛時とかは、腰を強く押してあげると
いいって聞いたから、
真彩の腰を強く押してあげた。

「ん…楽だよ先生…ありがとう…」