Still The One ~今でも大切な人~

「よしっ…!もう大丈夫だよ!行こ!」

俺の手を引いて、歩いていく真彩。
それを眺めながら一緒に歩く。

「化粧品とかはいらないの?結構前に欲しいって言ってたやつとかあったろ?」

「んー…。欲しいけど高いから。」

「遠慮はすんな。買ってやるから」

化粧品とか全くわかんないけど
ブランドのやつとかは高いんだろうな。
それに、子供が生まれたら化粧なんてする暇無いって言ってたけど、買ってあげたい。
東京なんて、次いつ来れるか分かんないしな
あ、次来れる時は確実に3人だな…!
楽しみだ…/////

「良いの…?」

「良いの」

少し躊躇してるけど、俺は無理やり
化粧品売り場に連れて行った。

「うわー…すげーな…」

「場違いだ…」

眩しいくらいの光の中に
いくつもの化粧品ブランドがあった。
お金を持ってそうな大人達がたくさんいる。
店員さんもメイクが派手で、俺は苦手なタイプだ。
お、CHANELだ。
CHANELなら俺も分かるぞ。
どのブランドが良いんだ…?
全く分かんねぇ…

「赤ちゃんも興奮してるみたい(笑)」

そう言われてお腹を触ると、ポコポコと動いてるのが分かった。
色々な動きを見せてくれるから、全部が可愛くて可愛くて仕方がない。

「女の子なのかな(笑)」

確かに(笑)
化粧品のこのコーナーに反応してるって
事は女の子かもな。
女の子だったら…俺に似てほしいかも…
だって真彩に似たら、家に真彩が2人居るみたいで、俺心臓持たないし(笑)

「そうかもな…/////」