Still The One ~今でも大切な人~

─ パチパチパチ

聞こえてくるのは、
生徒からの拍手。
中には、祝福の言葉もあった。
もちろん、否定する言葉もあったけど
顔を上げると、皆が笑顔で
俺らを見つめていた。

「ありがとうございますっ…。ほんとにっ…ありがとうっ…!」

「ありがとうございますっ」

真彩も大泣きしながら、お礼を言った。

「真彩が卒業するまでは、ここに居させて下さいっ…お願いしますっ…」

最後にそれを言い
俺達は退場した。
そして、まだ鳴り止まない拍手の中
体育館を後にした。
きっと、この後生徒に色々と聞かれるだろうな…。
真彩が、この先 誰か何かされないか
すっげぇ心配だ…
でも、やりきった感があるな。
ほんとに、俺らは恵まれてると思う。
生徒達からも祝福を貰って…
贅沢すぎるよな…
だから俺も、俺がこの学校を去るまで
皆にそれ以上の感謝を届けるよ。