Still The One ~今でも大切な人~

「教師として、生徒に行為を持つ事は許されない事です。そして、気持ちを伝える事も。そんな事をしたら退職しなければならないのは分かっていました。でもそんなの関係無く真彩が好きだったんです。元カノとは違う感情。これが、本当の恋なんだって実感する事が出来ました。去年の夏に交際を始めました。そして、交際を始めて1年を迎えた頃…」

俺は、口からマイクを遠ざけて
真彩の方を見る。
真彩も俺を見つめる。
俺は、真彩が来ている制服の
ブレザーを脱がす。
そして、お腹を出した。
その途端に、また生徒達がざわつき始めた。

「交際を始めて1年を迎えた頃。真彩の妊娠が分かりました。今現在、7ヶ月です。俺との子供です。校長先生にも先生方にも真彩の両親にも許可を貰って産む覚悟を決めました。通える範囲で学校にも行くというのも決めました。」

「反対の意見がある事は分かっています。でも、この小さな命を親である俺達で守って行きたい。そう思ったんです。なので自分勝手だとは十分承知ではありますが、これからも通える範囲で真彩も俺も、学校に来るので暖かい目で見て頂けると嬉しいです。」

俺は、言い終わると深くお辞儀をした。
すると、真彩も俺の後に続いて大きなお腹を抱えながらお辞儀をした。