Still The One ~今でも大切な人~

私は、まだ先生と抱き合っていたかったし
キスだって…いっぱいしたかったけど
先生は学校に行かなきゃだから、送り出した。

はぁ…。静かだなぁ。
病院ってむっちゃ暇なんですけど…。
学校の時間だから、友達はお見舞いには
来ないだろうし…。
ケータイもずっといじってても飽きるし…。
外出も禁止だしなぁ。

「真彩 !? 大丈夫なの !?」

「うわっ。びっくりしたぁ…」

何で、ノックしないかなぁ…
心臓にもお腹の子にも悪いわ…
入ってきたのは、私のお母さんとお父さん。

「昨日、山本くんに連絡貰って、仕事片付いてからすぐに、来たのよ !?」

それじゃあ寝てないんじゃ…

「大丈夫そうで安心したわ…」

そう言って抱きしめてくるお母さん。
やば。何か涙出てくる…
やっぱ情緒不安定だ…

「お腹の子は…!? 大丈夫なのか !?」

「流産の手前だったんだって。だから、今凄い危険でいつ流産しちゃうか分かんないからしばらくは、入院だって」

お父さんが、お腹の子を心配してくれるなんて、もうすっかりお爺ちゃんだね(笑)

「そうか…安静にしないとな」

「うん。寝たきりで辛いけど、赤ちゃんの為だって思ったら頑張れる。」

「真彩…。ほんとに強くなったわね…」

強くならないと困るよ(笑)
色んなものと戦って行かないといけないんだし。先生と私の関係だっていつかはバレるんだから。