Still The One ~今でも大切な人~

医師がどんどん、処置室から出てくる。
でも真彩は出てこない。
なんでだ…?早く真彩に会わせてくれ…

「親御さんですか?」

男の医師が俺に話しかけてくる。

「いえ…。旦那です。」

こんな事を言ってもよかったのか
分からなかったけれど、自然と口から出てた。

「…それは失礼しましたっ。では、片桐さんの状態を説明させて頂くのでこちらへどうぞ。」

案内された部屋へと入る。

「あの…。片桐の学校の保健医なんですが、一緒に聞いてもよろしいでしょうか…?」

「どうぞ」

やばい…。何を言われるんだ…

「えー。まずですね。倒れた原因なのはストレスから来たものでしょうね。結構溜め込んだのでしょう…。それから、栄養失調ですね。」

「あ、あのっ…命に別状とかはっ」

「今回は倒れてから早くに搬送されましたので、命には至らなかったですが、発見が少しでも遅くなってしまうと、命に関わる事もありますので、厳重に注意をお願いします。」

よ…よかった…
真彩が死ななくてっ…
でも、一歩間違えれば死ぬ確立だって
十分にあるんだもんな。