Still The One ~今でも大切な人~

隣に座ってた、小田切 先生にお礼を言って
歩き出した時。

「誰かぁぁぁっ…!誰か来てくださいっ…」

なんだ…!?
すぐ近くから、誰かが叫んでる。

「片桐さんが倒れてますっ…!誰かっ…!」

片桐…!?
嘘だろ。真彩じゃないよな…?

「山本 先生っ。急ぎましょう」

すぐ近くに小田切 先生がいたのが幸いだった。俺は小田切 先生と2人で
急いで向かった。

「どうしたっ…!?」

駆けつけると、廊下で女子生徒が倒れていた。どんどん、近づく。
震える足で…。
そして、顔を覗き込む。

「真彩っ…!しっかりしろっ!おいっ…!」

やはり真彩で、足元には血が流れていた。
顔も真っ青で、ぐったりしてる。
なんでだ…?なんで倒れてるんだ…?
なんで血が出てるんだ…

「山本先生っ…しっかりして下さいっ」

「すっ…すみませんっ」

小田切 先生の声で我に返る。

「私は処置をしますからっ、急いで救急車をっ…!」

俺は、職員室に駆け込み
震える声で救急車を呼ぶ。
全身が、ガクガクと震えて立ってられない。