先生には彼女がいて
他に好きな人が出来たから
別れを告げられたこと…
今でも別れたくないこと…
全部聞いた。

この話をしたのは、私だけなんだって…。

彼女…
そりゃいるよねぇ…ははっ…
こんなに、かっこいいんだもんっ…
なんで、彼女いる事 考えなかったんだろう。
先生が優しいのは私だけじゃないよね…。

「ただの生徒の私が言えることじゃないし、何も力になれないかもしれないけど…。泣きたい時はどんだけでも泣いていいと思う…。無理に諦めなくても良いと思うし…。好きなら好きなだけ追いかければ良いと思う…!いつでも、私が話聞くから…っ!」

先生が辛いなら私も辛いし…
元気になってほしいもん。
出来ることならしたいっ…。

「お前…ほんとに良い奴だな…
ありがとう…((ギュウ」

私を抱きしめた手は
震えていたけれど、力強くて…。
私も、抱き締め返した。