Still The One ~今でも大切な人~

「でもある日、初めて信頼した人に違う好きな人が出来たからと別れを告げられました。やっと自分と向き合ってくれる人が出来たのにって。何も知らなかった僕はただ泣くことしか出来ませんでした。」

「うん。それは…辛いね山本君。」

真剣に話を聞いてくれるお父さん。
もっとすべてに反対されると思ってここに来たから…。ちゃんと認めてくれる部分はあるんだなって凄く嬉しいよ…

「お恥ずかしい限りですが、我慢が聞かず学校の空き教室で1人で泣いていた事がありました。そこを真彩さんに見られてしまったんです。それが始まりでした。もともと担任でもなかった自分と真彩さんとは何の関係もなく喋る事もあまり無かったんです。」

そうだね…。
私が1年生の頃、タオルを貸してもらって無かったら…。喋るきっかけなんて無かったもんね…。

「教師の維持として生徒に変な心配させる様な事はしたくなかったので、僕は何でもないから。早く帰りなさい。とはぐらかしました。でも真彩さんは相談に乗るからと僕を優しく抱きしめてくれたんです。その時僕はこの子になら…話してもいいかもしれない。直感でしたけど、そう思ったんです。」