「江連、どうした??」


むすりとする私を慰めようとするのか、頭を撫でてくる。子供扱いのようなその態度に下唇を噛み逃げ出す。


「江連!?」


凜の私を呼ぶ声が、聞こえた。
けど追いかけてくる音はしなかった。



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