家の前についた私は拓に抱きついた





突然の事で戸惑う拓




「私ね…拓に本当に少しの事しか自分の事話してない。昔私に何かあったか、どうして"あの日"死のうとしてたのか…。いつかは言えたらいいなって思ってるよ」





私がそう言うと拓は静かに私の頭を撫でた





「待ってる、それに誰だって全て話せるわけじゃないしな。宝のタイミングで話してくれ」




低くて心地いい拓の声は、私の胸に染み渡った






「ありがとう、大好きだよ」





私はそう言って顔を上げた





すると「俺も」といい私の唇を奪った