久しぶりの拓の手は温かかった 喋り出した拓は私を責めなかった どこまでも優しい拓 私はそんな拓の言葉についつい本音が出てしまった "離れたくない" 私がそう言うと拓は私を抱きしめた 私が拓のお兄さんのお墓に行きたいと言うと、嫌な顔せずいいよと言う拓