狼の王さまに笑顔を。

家に着くと、エレナが泣いて出迎えてくれた。



「音羽ァアア〜!心配したのよっ!!こんなにやつれて…どこ行ってたのおおおお〜!」



ぎゅうっときつく抱きしめられた。



「いっ、痛い…エレナ痛いよぉっ…」


あっ、ごめんね!と体を離す。


すると、エレナにノア様の所へ行きな、とっても心配していると言われた。


部屋にいるようなので向かう。


そういえばジルさんが倒れたって言っていた。


大丈夫何だろうか…?



向かう途中。


ちょっと先の広場に急に現れたノア。


キョロキョロして誰かを探しているようだった。



「ノア〜!!ただいま!」



そんなノアに話しかける。



倒れたのに走って大丈夫なのかな…