私を抱えたまま、ノアっちお屋敷とは打って変わって


これぞ和!って感じのお屋敷に連れてこられた。



「ささっ、着きましたよ!お姫様?」



アハハと笑うその人に少し乱れた服を整える。



「わ、私ノアに屋敷の敷地から出るなって言われてるんだけどなぁ…それに誰にも言ってこなかったし…」



不安そうに言う私に、大丈夫大丈夫とその人に軽くあしらわれた。