「ノア様〜!!また急に居なくなられては困ります〜!」



そう言いながら寄ってきたのはローレスさんだった。



「…うるさいのが来た…」



ノアはぼそっと言っていた。


うるさいの…笑
ちょっと気の毒に思ってしまった。


ローレスさんは私を見るなりまたこの様な人間と!とブツブツ言いながら私を睨む。



「悪いがジィの所へは1人で行ってきてくれないか…この先を曲がった突き当たりの部屋に居るはずだから…」



えええええ!!!私一人で行けと!!!


そんな大事な人に会うのにノアは来てくれないの!!!!?


そう思ったのが顔に出たのか、この仕事が終わらせたら行くからと言ってローレスさんと行ってしまった…


仕事が忙しいのは分かるけど…こんな時は1人にしないでよおおお〜…笑


トホホ…と歩き出し突き当たりの部屋の前に立つ。