「そういえばさ、昨日の夜私ベッドに移動してた…??全く記憶が無くて…」



聞こうと思ってたことを思い出して聞いてみる。



「お前な…眠いならなちゃんとベッドに行ってくれ…抱きかかえて移してやったんだぞ…」



「えっ!!!そうなの?!ごめんね、ノア…次から気をつける…起こしてくれればよかったのに…ていうか重かったでしょ?!」



まさかの答えに少し動揺してしまう。



「声はかけた…でも起きなかったからめんどくさくなって抱きかかえた…あぁ、重かったなぁ〜…」



腕を回しだるそうに言うノアに頭を何度も下げる。



とにかく色々と恥ずかしくなって顔が見れなかった。



すると頭に手を乗せて嘘だよ、重くなんかないと言う。



頭を撫でられた事が不意にもドキッとした。