そのまま上に向き、星を眺める。


こんな星空が自分の世界でも見えればいいのにね。


とは言っても、周りが明るすぎて見えないだけでない訳では無いんだよね…


そんなこと考えていると目の前をシュッと流れ星が流れた。



「あ!流れ星!!!」



流れ星にはお願い事何ていう嘘だと思いつつもノアの表情が豊かになりますようにってお願いする。


そんなことを言っていると、身震いがした。


ちょっと流石に薄着では寒すぎた。


毛布を持ってこようか迷っていたら後ろから



「そんな薄着では風邪を引く…」



そう言って毛布をかけてくれた。


ノアってこう言う所優しいよね。



「あ、ありがとう…」



そう伝えたらあぁと小さく返しノアが隣に座る。