それから1週間は早いもの。




帰る日はあっという間に訪れた。




この世界に来た時着ていた制服を身にまとう



あぁ…帰るんだな…



そう実感した。





「短い間でしたがお世話になりました!!」




私は深くお辞儀をした



見送ってくれるお世話になった人達。




「音羽…待ってるからね、私待ってるから!」




私の大事な友達、エレナ


私の良き理解者であり、どんな時も一緒に居てくれた。




「帰ってきたら僕とまた遊んでね!」




いつも可愛い、シルビオ


帰ってきたらシルビオと沢山話したいな。





「音羽ちゃん、ありがとう!いってらっしゃい」




人生の経験になった、ジルさん



たくさん傷つけられた分、いやそれ以上私を癒してくれた。





「ノア様の事はお任せを」




頼りのある、ローレスさん


私が悩んでいるといつも話を聞いてくれていた。





「寂しくなるのう…身体に気をつけてな」




私の事本当の孫のように接してくれた、レオジィ



レオジィのおかげでお花の事沢山覚えられた気がする。人間界のものとは違うのかもしれないけど






「お嬢ちゃんにはすごく助けられた…ありがとう、お元気で!」




私の生死を分けた人、ルイさん



あの事件の事は恨んでいない。
むしろノアへの気持ちに気づくきっかけを作ってくれた事の感謝しているのかもしれない。





「お姉ちゃん…寂しいよ…うわあああんん…」




弟のような、ロンくん



いつも私を慕ってくれて可愛い弟だ。泣かないで





その他に屋敷で働いていた人、近所の人達、遊びに来ていた子供たち。




たくさんの人達が私を見送ってくれた。




この世界で上手くやっていけてた事を実感する



たくさんの人に愛されて幸せだな!!










「みんなありがとう…!行ってきます!!!!」





そうして、ノアとこの世界に来た時の森に向かった。