「……………分かった……ではそう手配しよう……」




ノアは納得しつつも、悲しそうな顔をした。




「待って!最後まで聞いて欲しいの」



「なんだ…?」



「私は人間界へ帰ってケジメをつける、ちゃんとお礼と別れを伝えて…そしてこの世界に、ノアの元に帰ってきたい!…ダメかな…」



「前にも言っただろう?元の世界に戻れば記憶が…」



「無くなっちゃうんでしょ??分かってるよ!でも帰ってくる!」



「そんな事…」



「出来る!!私は信じてる!!忘れちゃっても必ず思い出すよ!!!!そう簡単に諦めてたまるもんですか!」




「はは…お前の発想はいつも斜め上を行く…絶対思い出して俺の元へ帰って来てくれ。信じて待っている」



「うん!ありがとう!」








そうして、私は1週間後

この世界を去ることを決めた。