あの日…久しぶりに感じた 優しいもの。 包み込んでくれるような 温かいもの。 思い出したら涙が出てしまいそうなもの。 ゆっくり目を開けるといつもの日々。 「寝てしまっていたのか…長い夢を見たような…」 ふと下に目を向けると 見知らぬジャケットのような物がかけられていた そして……… 目の前ではしゃぐ女の子… 立ち上がり服についたものを軽く払い近付いた。 これが音羽との出会いである。 いつもとは違う日々が始まろうとしていた。 まあこれは音羽には内緒の話。