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時は流れ、、、
国は落ち着いていた。
「ノア様…!お話がございます。」
すっかり元気になったエレナがノアに話を持ち出していた
「?どうしたエレナ…」
「私は、ノア様に助けられたこの命…ノア様の為に使いたいと思っております…」
「そう思ってくれて嬉しいよ…」
「私のような者につとまるかわかりませんが…私にメイドをさせてください…!!!」
「本当に良いのか??他にやりたい事は無いのか??」
「はい!ノア様に尽くしたいと思っています!」
「そうか…こちらとしては光栄だ…頑張ってくれ…」
「ありがとうございます!!失礼します!!」
勢いよく90度に腰を曲げ元気に扉の外に出ていった。
「元気だな…。ローレス、エレナにメイドの仕事を教えるようメイド長に伝えてくれ…」
「かしこまりました。それにしてもララ様そっくりですね」
「そうか…?」
「はい、そうやって下々のものにお優しい所が。」
「まあ別に威張る必要も無いからな…」
「そのままのノア様でいてくださいね」
「?なんだ?急に変な事言い出して…」
「いえ。では失礼致します。」
そう言って外へ出ていった。
「…??なんなんだ…?」
不思議に思いながらも執務を続けた。
すると、コンコンとドアがなる。
失礼しますと入ってきたのはアリシアだった。
「どうした…?」
「ノア様にご相談がありまして参りました」
「あぁ…」
「急ですが護衛の務めを外させて頂きたく思っています。」
「ほう…」
「ララ様が亡くなられて今日までノア様の護衛をさせて頂いておりました。ノア様への忠誠心にも間違いはありません。」
「が、やはり私はララ様に仕えた身。ララ様亡き今、約束したやるべき事が私にはございます。どうかご理解ください」
そう深々と頭を下げた。
「そうか…アリシアには助けられてきた、居なくなるのは寂しいが、やるべき事があるのだな…」
「はい…」
「ならば認めよう。ララもそう望んでいるのだろう…」
「感謝致します…」
「世話になった…」
「はい、私もお世話になりました」
また頭を下げそして出ていった
そうしてその後特に大きな問題もなく、月日は過ぎていった。

