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「恥ずかしながらに俺は幼少期の頃から臆病者なのだ、」
そう話しひとしきり終え照れくさそうにノアは話す。
私は残酷なノアの過去に言葉を失った
この過去にしてちょっと前のノアの性格。
私はひそかに納得していた
「泣いてばかりで姉に頼りっきり。いつも姉の後ろをついてまわった」
「だが姉のおかげで少しばかりまともになれたのだ」
「親を亡くす前の俺に…戻りかけてた…」
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喜ばしい事を話してるのに何故か一層深刻そうな
顔をしているノア。
でも確かに…もし戻りかけてたのなら出会った頃のノアは…????
私の疑問はすぐに解決した。
静かに、淡々と、その後の2人をノアが話す ________

