「ノア様。それはきっと…「だぁめええええ!!!!」」


「ほら、出てきましたよ。」



あっ、しまった!


つい出てきちゃった



「エレナのバカァ…!メイドさん助けてえええ…」


近くにいたメイドさんに泣きながらすがろうとしたらノアに首根っこ掴まれた。



「やっと捕まえたぞ。何をそんなに恥ずかしがっている。」



周りに居た人たちに迷惑かけた仕事に戻れと言ってノアと私の2人だけになった。



「嫌だァァァ!お嫁に行けないいい離してぇぇぇぇ」



私のケダモノオオオオ…


罪だ………



「嫁なら俺が貰うんだ、いいから話せ。」


「え?」


「なんだ」



嫌だって今サラッて…


とんでもない事を言ったよ??




「お嫁に貰ってくれるの?こんな私を?」



「音羽がその気ならな」




ずっと一緒にいたいとは思ってたけど、


正直結婚…とか頭になかった


それは私がまだ幼稚だったからかな。



「今度は黙り込むつもりか??」


「ごめん!そっか、私ノアのお嫁さん…」



ニヤニヤしていると話を逸らしたな?と言われたけど
ノアは諦めたようで

聞かれずに済んだ私はホッとした。



ノアは、私の手を握りバルコニーに連れ出した。