私の悲鳴を聞き付けた屋敷内の人達が何事かと集まる。



「何事ですか!!!?!」



ローレスさんが私に問いかけて居たけど恥ずかしさのあまり隣を走り去った。



今もうそれどころじゃないの…!!!ごめんなさい!!!


恥ずかしくて穴があったら入りたいの!!



隅の隅まで走っていって物陰に隠れた。




どうせ居場所なんてノアには分かってしまう。



はあああ…私何してるんだろう…


いくら動物だったとはいえノアに抱きついてたって事だよ!!?


蘇る記憶に頭を抱えていた。



暫くするとノアとさっきの悲鳴が屋敷中に広がったんだろう…みんなの声がする。



「ど、どうなさったのですか?」



エレナの声だ…


あの時の事確かエレナに話したことある…


そしたら狼さんは優しい人よねって安心させてくれるって…


ああああ……エレナは知っていたんだ!狼さんがノアだって、、


!!


だから丁寧な言葉を使っていたんだ!!


ノアの親戚とかではなくノアだったから!!



「それが俺が狼って気づいた瞬間叫んで逃げていったんだ」


「………なるほど…笑」



絶対今私がどんな気持ちがエレナは気づいているに違いない!!!


やめてお願い!言わないで…!