そんなこんなで気を取り直して…



「いい??邪魔しちゃ悪いからこっそり見るんだよ?」


「「わかった〜!」」



ドアを少しだけ開けて団子のように並んで中を覗いた。


机に向かって書類を見たり書いたり調べものをしたり相変わらず忙しそうだった。



「ね??怖くないでしょ???」


「うーん、分からないよ。必死にお仕事してることくらいしか…」



そっか、それもそうだよね。話さないと…



「音羽様、何をしてらっしゃいますか」



真後ろから聞こえたローレスさんの声。



「「わあっ!!!???!!」」



男の子達と一緒に驚いてドアを押し開けてしまった。


ノアと目が合いへへへっ…と苦笑いしてローレスさんの方を見ると怒っていた。



「ごごごご、ごめんなさい!!!邪魔するつもりはなくて…」