「ここで何してたの??」



こんな夜更けに何してたんだろう



「あぁ、少し夜風に当たりたくてな」


「そっか。」



そして会話がなくなった


しばしの沈黙が続きお互い何も喋らずただぼーっとしていた。




「ねえ、ノア!!!」


「??なんだ」



急に勢い良く立ち上がってノアの前に移動した私に少し驚いていた。


言う…私は言う。伝える。


ノアに好きだと、素直に…



「手出してノア。」



頭に?を浮かべててもスっと出してくれた。


その手を握り喋り出す



「ノアはね返事は要らないって言ったけどね、やっぱりそんなのダメだと思うの。私の気持ちちゃんと伝えなきゃいけないって思うんだけど…聞いてくれるかな」


「あ、あぁ…」


「…………私もね!!ノアの事が大好きだよ!!!!」



ノアは王さまで、私は普通の人間である以上許されない恋なのかもしれない。


それでも私はノアの隣に居たい。


いつかみんなに認めて貰えるようにノアと一緒に生きていきたい。


ノアの目を見て真っ直ぐ、伝えた。


ノアはと言うと、キョトンとしていて前が見えていないような顔をしていた。



「ちょ…ノア?おーい?」



ノアの目の前で手を振った。