席につき、メイドさん達がご飯を運んでくる。
それを静かに食べた。
静かすぎて身体がカチコチになる!!!
「ンンン美味しいっ…♡」
だけど変わらず美味しい料理に
小さな声で呟き少し顔が緩んでしまう。
シェフさんが作る料理はいつも美味しい!!
当然なんどろうけど…
私の席からシェフさんが見えるから恒例の目をあわてグッドポーズ。
それにシェフさんが周りにバレないように返してくれる。
するとノアがプッと笑った。
「ちょ、何で笑うの??笑」
「いや、すまない。俺に気づかれないようにしてるようだが毎回同じ事をするので可愛くてついな。」
フフッと笑う声を押し殺し身体を揺らしながら笑ったノア。
「ノ、ノア様。お食事中です…はしたないですよ!」
「すまんすまん。ツボに入ってしまった。」
笑いを堪えられないと言ったノアにローレスさんが怒っていたけれど、
楽しそうに笑うノアの顔をまともに見るのは初めてで…
可愛いと言ってくれた喜びに私は不思議と緊張がとけていった。

