狼の王さまに笑顔を。



「それで??僕に提案があるんだけど。」



シルビオがここぞとばかりに張り切って話しだした。


ノアを喜ばせるドッキリの話。


内容を聞いていくと…



「ちょ、ちょっとまって?!なんで私がノアに抱きつかなきゃならないの?!」



恥ずかしくてつい大きな声を出してしまった。



シルビオの提案した策はこうだった。


私が目を覚ましたことを知らないノアが部屋に戻った時


私が部屋にいておかえりずっと会いたかったと抱きつくという…



「なんで??絶対うまくいくって!」



ジルさんまで私の発言に頭にハテナを浮かべている。



「それにノアのやつそんな事されたら嬉しくてどーしようもないと思うよ?ノアの喜んだ顔見たいんじゃないの??」



ん?と、笑顔で言われてしまった。。



「そ、それは見たいけど…」


「じゃあ決まり!!!」



すごい丸め込まれた感あるけど…


ノアが喜んでくれるならそれでいい。




……ていうか私抱きつくなんてそんな事出来るの?!?!