「いや、いいルイ。それにお前はロンのこと言えないだろう?俺の命狙ったやつが何を言う」
「そ、その説は大変申し訳なかったと………」
今にも土下座して泣きそうな勢いのルイ。
その姿に面白くなってしまったが、流石にかわいそうなのでやめる。
「冗談だ、そんな顔するでない。にしてもお前は最初に出会った頃、俺の命を狙ってきた時、そして今。随分な性格の変わりようだな??」
「最初に出会った頃の俺は…野放しでしたから…気が滅入っていたのです。そしてノア様の命を狙った時あの時は悪魔に心を奪われたも同然でしたから…笑。今が本当の俺といえばよろしいでしょうか…」
「そうか…本当に辛い思いをさせたな…」
「いえ…そんな事は…」
本当に辛い思いをさせた。
この思いを見て見ぬふりをしてきたことに後悔する。
「さて、本題に入るが今日はお前の先の話をしに来たのだ。」
リビングに通りソファに座る。
「はい、お願いします。」