「はぁ…っ。っぅ……ノア様と言えどあの数…お1人では…」



ジルは壁をつたって外へ出る。


そしてノアの元へ向かった。


門を出るとそこにはさっきより数が増えている敵の中にノアが1人戦っていた。



「クククッ、ハハッ!!国の王たるお前さんが人間に現を抜かしていると噂を聞いて調べさせてもらったぞ!随分な溺愛っぷりらしいな!」



沢山の兵たちの真ん中にいる悪魔のような顔の男。



「……うるさい…」



「その女を捉えて貴様を痛めつけて殺そうと考えていたのに邪魔ばかりされる。」



「音羽には手を出すな…もう傷つけたくないんだ…」



ノアはたくさんの敵を相手にしながらも悪魔のような顔の男と話す。