「ジル様ではありませんか…!!」



再び頭を下げて謝っていた。



「大変申し訳ありません!私の子どもの為にジル様のお時間を取らせてしまって!!」



そっか、ジルさんやシルビオのお家もお偉いさんの一族だった。


ノアの一族の次に偉いのがシルビオの一族って言ってたっけ。



「いいのよ、今度からは気を付けなさい。」



「はい!本当に申し訳ございませんでした!!それとありがとうございます!」



「それより音羽ちゃん、早く帰りましょうか…」



辺りはオレンジ色になっていて暗くなりかけていた。



「そうですね!!じゃーねー!ロンくん!お母さんの元を離れちゃ行けないよ〜!」



お互いに手を振り歩き出す。